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■ F地点(深川駅)
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深川駅跡
その小径はすぐに国道387号線に吸い込まれ、廃線跡らしさはさらに薄れてしまう。
しばらく自転車を走らせると、かつての駅名である深川と同じ名称のバス停があった。バス停の周囲だけ、歩道も広くなっているので、駅跡に違いない。近くの畑で作業していた農家の方に尋ねると、確かにここに駅があったそうだ。
■ E地点(広瀬駅)
次の広瀬までは、ずっと国道沿いを走る。
途中で菊池川を渡り、広瀬のバス停に着くが、どこが駅跡なのかは判然としなかった。
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神戸に帰って地図を調べてみると、どうやら駅はこの掲示板の裏手の一段下がったところにあったようだ。
1975年に撮影した広瀬駅
■ D地点(富の原〜広瀬間)
広瀬から富の原にかけては、ちょっとした峠越えという感じで、上り勾配が続く。
鉄道は勾配に弱い。国道との勾配差は歴然で、徐々に国道から置いてけぼりを食うように離れていく。
それにつれて、廃線跡がはっきり姿を現してきたのである。
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富の原〜広瀬間(右の写真とほぼ同位置のはず)
菊池行きモハ201を後追いで(1975年)
さらに富の原のほうへ向かうと、深い竹やぶになっている。
路面も荒れて、無理に自転車を乗り入れると、パンクしてしまいそうなので、いささか中途半端だがここで折り返し、探索を終えたのであった。
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【2011年10月現地、2012年6月記】